眼球が酸化されるとどうなる?

2013 5月 20 活性酸素とは? 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by 大崎 華

眼は、ものを見る器官ですので、いつも「光を取り入れ」て、紫外線の影響を受けることは避けられません。

宿命的に活性酸素に侵されやすい場所

活性酸素に”酸化”されて眼のレンズが白く濁り、光を通しにくくなることで、目がよく見えなくなるのが、「白内障」という病気なのです。

「白内障」は老化現象の一つに数えられ、お年寄り特有の病気とされています。しかし、いつも太陽の下で働いている農家や漁師の人には、比較的早くから症状が現れることもあります。

からだの抗酸化能力の高い人は、一生白内障とは縁がない

世界で最も白内障の患者が多いところは、チベットといわれています。チベットは標高数千メートルの高地にあり、紫外線がとても強いところです。加えて、日光を避ける木陰が少ない大平原であるため、一年中、紫外線の害をたくさん受けるからだと考えられているのです。

ところで、「雪眼」をご存知でしょうか。スキーや冬山の登山などで、長時間日差しにさらされたときに起こる眼の炎症で、痛みや涙をともないます。これも短時間に多量の紫外線を浴びたことが原因です。

対して、「白内障」は紫外線の害を少しずつ長期間受けることでかかる病気といえます。

眼球は不飽和脂肪酸が多い

白内障は、紫外線によって発生した活性酸素で過酸化皮質ができ、それが水晶体に付着してくもらせる病気です。過酸化脂質は古いてんぷら油のようなものなので、そのために目が見えにくくなるのです。さらに、過酸化脂質はまわりの細胞を酸化していくため、被害はどんどん広がっていくわけです。

●年をとるとなぜ”水晶体”が濁るのか

また、カメラでいうところのレンズは、眼の場合では”水晶体”にあたります。水晶体は、クリスタリンという特殊なタンパク質の繊維からできており、このクリスタリンが紫外線で発生する活性酸素に酸化され、変質することによって、水晶体に濁りを生じることもわかっています。

前述の糖尿病患者が、白内障をよく併発するのは、クリスタリンのタンパク質が糖化されAGEになり、整然と並んでいた繊維の配列を乱してしまうからです。

眼球にはSODやビタミンCなどの抗酸化物質が大量に配備されている

もちろん、眼の方でも、活性酸素対策は十分に立てられていて、酵素SODが重点配備されています。ビタミンCの量は、からだの器官の中でも、とりわけ眼球にその濃度が高いことも知られています。

これらの抗酸化物質が、いつも活性酸素の酸化作用から眼を守っていますので、私たちは平気でものを見ることができるのです。ただ。年をとってくると、誰しも抗酸化能力が衰えてくるので、しだいにレンズが濁ってしまうのです。

「緑内障」は、眼球中の水の量が増加して眼球を押すために、眼圧が上昇する病気

これも過酸化脂質が眼球内に増えることで、角膜と水晶体の間にある水が粘り気を持つために起こるものです。

 

参考文献

土屋書店「活性酸素を減らせば肌がこんなに若返る」

東京厚生年金病院皮膚科部長 南光弘子監修

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