女性にアルツハイマー病が多いのはDHAが問題

2013 5月 18 体の酸化が病気の原因 0 コメント » このエントリーを myyahoo に追加 このエントリーを GoogleRSS に追加 このエントリーを ハテナRSS に追加 このエントリーを Livedoor RSS に追加 このエントリーを goo RSS に追加  by 大崎 華

高齢化社会を迎えて、「老人性痴呆症」は、ますます深刻な社会問題になりつつあります。痴呆症の問題は、若い人にとっても介護という面において、決して他人事ではありませんし、それに、年をとればいつ我が身に降りかかってくるかもしれません。

老人性痴呆症には、大きくは「アルツハイマー型」と「脳血管性型」の二つがあります。

脳血管性型は、血管の障害によって、脳の細胞に酸素や栄養分が送られないために起こるもので、脳梗塞や脳出血の後遺症として発祥することが多い痴呆症です。
それに対して、「アルツハイマー型痴呆」は、「アルツハイマー病」から名づけられたもので、脳の神経細胞の萎縮や細胞組織の変質でもたらされる病気と考えられています。初老期に発病する進行性の痴呆症で、個人差はありますが、2~10年の期間で病状が進み、最後には植物人間の状態に陥る、単に「ボケ」と軽視できない難病です。

現時点では、その原因やメカニズムが、すべて解明できたわけではありませんが、脳の神経細胞の中に、タンパク質が変質してできた繊維状の”アルツハイマー原繊維”という使いものにならない不要な物質がたまり、それが神経細胞の正常な働きを失わせることが一因だと考えられています。そのために、記憶障害や思考の乱れを引き起こすのです。

また、脳の脂質が酸化してできる老人斑が、通常の老化でできる量に比べて異常に増え、それが脳の働きを妨げることもわかっています。

脳の神経細胞は、細胞分裂して増えることができないため、神経細胞が機能しなくなって壊れると、その分だけ脳が萎縮してしまうことになるのです。

これらのタンパク質の変質や老人斑の形成には、活性酸素や過酸化脂質が大きな役割を果たしていると考えられています。

一時期マグロの目玉はDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれていて、「頭がよくなる」食べもの、あるいは「健康食品」だと人気を集めました。これは、イギリスの脳栄養化学研究所のマイケル・フォード教授が「日本人の子供の知能指数が高いのは、日常的に魚をよく食べるためで、魚油に含まれているDHAが脳の機能をよくする」と発表したからでした。

しかし、このDHAは非常に酸化されやすく、過酸化脂質に変質しやすい不飽和脂肪酸なのです。
人間の脳の脂質にDHAが含まれているのは本当ですが、それが老化色素の増加との関係を疑われていることもまた事実です。それに、アルツハイマー病患者が女性に多いのは、脳に含まれているDHAの量が男性より多く、それだけ酸化の害を受けやすいからだともいわれています。

サンマやサバを普通に食べるのにはまったく問題ありませんが、その脂やマグロの目玉のエキスを取り出して、高度に濃縮されたDHAを摂取することは、からだに有害ではあっても、決して「健康食品」とは呼べない、と強く指摘する研究者がいることも付け加えておきましょう。

参考文献
土屋書店「活性酸素を減らせば肌がこんなに若返る」
東京厚生年金病院皮膚科部長 南光弘子監修

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